「研究者と力を合わせ、世にない製品を生み出せ。」

2008年新卒入社 技術職(ネットワーク) マクニカネットワークス株式会社 技術統括部 課長 釜本 陽希 Haruki Kamamoto
Chapter/01

本当に求められている技術じゃないと意味がない。

学生時代、情報科学を専攻していたこともあり、将来は漠然とモノづくりやシステム開発に関わりたいと考えていました。メーカーの開発職やIT企業のプログラマー職に興味を持ち、それらを中心に就職活動を開始。普通は、説明会や選考会で社員の方から話を聞くにつれ志望度が高くなっていくはずなのですが、私は真逆でした。なぜか違和感だけが強くなっていったのです。「技術的な知見は身につきそうだけど、自分が求めているものと何かが違う」。

当時、私はこんなことを考えていました。例えば、作り手がハイスペックな技術を使って開発した新製品があったとします。けれど、消費者は、どれほどの優れた技術が使われているかではなく、「自分の暮らしに合っているか、自分にとって使いやすいか」で商品を選びます。作り手は「世紀の発明だ!」と思っていても、消費者の立場に立ってみると「どうでもいい」こともある。

マクニカの存在を知ったのは、ちょうどその頃でした。「最先端技術を世の中に広め、社会を支える」というキャッチコピーに心を惹きつけられました。ここなら、まだ世に知られていない優れた技術を見つけ、消費者が本当に必要としているものを見極め、それに対して提案していくことができるのではないか。本当に必要とされているものを、最適なカタチで世の中に送り出す。そんな仕事がしたくて、技術商社であるマクニカを選びました。

Chapter/02

追い続けた、ビジネスの芽。

入社後、ネットワークやセキュリティ関連商品を扱う部署に配属となり、海外の大手仕入先が開発したセキュリティ対策商品のエンジニアとしてサポート業務を担当していました。そんな入社4年目の時、新しいビジネスチャンスに遭遇したんです。

きっかけは、一緒に活動していた営業から、「まだ公にはなっていないけど、あの著名な研究者がユニークな技術を開発しているらしい」と。当時、その研究者は企業ではなく、大学の研究室に在籍していたため、すぐにビジネスにつながる可能性は低いと思っていました。ところが、調べを進めていくと本当に面白い研究を行っていたので、「これはビジネスチャンスになるのでは」と感じた私は、営業と一緒にその研究者にコンタクトをとり、動向を追うことにしました。そんなある日、研究者から「開発していた技術がやっとカタチになったのだが、どのような製品に活かせばいいかアドバイスが欲しい」という依頼を受けました。待ちに待った話です。「ついにきた!」とワクワクしながら、この技術がどのような分野に活用できるのか、どの市場に展開すればブレイクするかを調査、分析することに奔走。社内にいる各分野のスペシャリストも巻き込んで、来る日も来る日も「この市場はどうだ」「この製品に使えば国内唯一になる」など議論を重ねること2年。ようやく、当時黎明期であった「セキュリティソフトとして活用するのがベストだ」という結論に至り、研究者に提案を持ちかけました。その提案は見事採用され、その研究者が人を集め、独立して会社を設立し、実際に製品化しました。追い続けたビジネスの種が大きく芽吹いた瞬間でした。

Chapter/03

どれだけ考え抜いても、100%はない。

そのユニークな技術が使われた製品が完成してからは、営業と共にお客さまに提案を開始しました。今思い返すと、本当に大変でしたがとても充実していました。自分が開発の根っこの段階から関わった製品を、エンジニアとして市場へ広めていける喜び。それこそが、入社当時に実現したいと思っていた仕事でした。初めて受注が決まった時の感動は、今でも忘れることができません。しかしながら、このプロジェクトも、順風満帆に進んだわけではありませんでした。展開し始めた当初は好調な売れ行きをみせていましたが、次第に鈍化していきました。もちろん、私たちとしても絶対の自信を持って担当していたので、このまま放っておくわけにはいきません。その時、繰り返し考えたのが「市場にとって何がベストなのか」ということ。2年もかけて考え抜いて答えを導き出しても、実際に市場へ出してからでないとわからないことは多々あります。結果として、私たちは再び市場分析まで立ち戻り、現況を把握した後、改良すべきポイントを提案しました。ありがたいことに研究者もその提案をすんなり受け入れてくれて、結果、その改良が功を奏し、製品の売上を再び立て直すことができました。技術を広める喜びと同時に、その難しさを痛感した経験でした。

Chapter/04

革新的な仕事で、成長の場をつくる。

現在は、チームを率いる立場になり、仕事のやりがいも変化してきました。マネジメントをするということは、メンバーが働く環境や、メンバーの成長について考えること。それは同時に、会社全体の未来についても考えていく視点を持たなくてはいけないということです。マクニカでは現在、半導体、ネットワークに次ぐ第3の柱の創出に取り組んでいます、それは今後、マクニカをさらに進化させ、強くしていくために必要不可欠なことです。その中で、私ができるのは、エンジニアとして常に最新の分野に神経を研ぎ澄ませ、新しいビジネスの種を見つけていくこと。

私のチームにいるメンバーを見て感じるのは、マクニカは技術に対して勉強熱心な社員が非常に多いこと。オフィス内では、私も聞いたことのないようなテクノロジー用語が飛び交っていることがあります。そういう意味では、私もまだまだ勉強しなければいけません。あの時、研究者を追いかけてチャンスを掴むことができたように、技術の小さな芽でも見逃さないこと。今後も開発の段階からマクニカが関われるような革新的な案件を生み出して、メンバーの成長の場をつくっていくことが、私の目標です。

仕入先の本社を訪ねる海外出張は、
移動も商談もタフですが、
終わった後ビールは格別です!

ENTRY

新卒採用 キャリア採用 障がい者採用