「国際スポーツ大会に向け、セキュリティを強化せよ」

2011年新卒入社 営業職(お客さま担当) マクニカネットワークス株式会社 営業統括部 セキュリティサービス営業部 川本 亮 川本 亮 Ryo Kawamoto
Chapter/01

新しいビジネスを生み出す仕事に憧れて。

大学時代は電気電子工学を専攻し、研究室にこもりきりの毎日を送っていました。そんな中、校内で「アントレプレナーシッププログラム」という文字を見つけました。どうやら、実業家を講師に招いて事業をつくるとはどういうことかを学ぶワークショップらしい。実はその頃、社会に役立っているのか見えづらい基礎研究をする日々に疲れていました。なんとかして、自分を変えたい、現状を打破したい。そんな想いから、参加を決意しました。半年間のプログラムは、想像していたよりも刺激的で、将来は自分で新しいビジネスをつくる仕事がしたいという想いが芽生えました。そんな背景から、新しいビジネスに積極的に取り組む商社を中心に就職活動を開始。そこで出会ったのがマクニカでした。世界を相手にしたスケールの大きいビジネスができること、若いうちから責任ある立場で挑戦できる機会が多いことに魅力を感じ、入社を決意しました。

最初に大きなチャンスがおとずれたのは入社3年目。私に与えられたミッションは、これまで付き合いがなかった大手メーカーとの取引を開始するというもの。会社にあった名刺をかき集めて片っ端から連絡。断られながらもとにかく多くの人に会うという毎日でした。そんな中、見えてくるものがありました。最初は情報をとにかく集めることを目的として活動していたので、情報も断片的でした。しかし、断片的な情報もたくさん集まると、情報と情報が結びつき、その結果、お客さまの抱えている問題が見えてきました。点と点が線になった瞬間でした。それからは早かったです。問題が明確になったので、それを解決するための提案をし、見事注文をいただくことができました。ところが、「さあ、この調子でさらに拡大しよう」と思った矢先、異動することになってしまいました。「せっかく目の前に来たチャンスだったのに」そんな気持ちを抱え、3年目が終わろうとしていました。

Chapter/02

仕事以前に、人としての信頼を得る。

異動先は、新設された部署。会社として、より強固な顧客基盤を構築していくことを目的につくられました。チャンスは、想定よりも早くやってきました。それは、当時マクニカと取引のなかった、日本を代表する大手放送局への提案という重要なミッションを任されたのでした。数年後に日本で開催される国際競技大会に向けて、セキュリティ強化の必要があると見込んでのこと。前部署での経験から、取引がないとはいえ誰かは名刺交換をしているだろうと、社内を聞いて歩きました。数としては多くないものの、やはりありました。その名刺を足掛かりに、何度も電話をしながらようやく設定できたアポイント。しかし、初めてお会いした日に、気持ちが前に出過ぎたのか、生意気ともとられてしまう発言をしてしまい、お客さまの機嫌を損ねてしまいました。それから、ほとんど話を聞いてもらえなくなってしまう事態に。新設部署としてなんとか形にしなければいけない大切なお客さま。たった一言で、すべてが崩れ去ることもある。入社して以来の大失敗に猛省しました。

なんとか挽回しようと、お客さまに興味を持っていただけそうな情報を持って訪問しましたが、不発。これはもう、ビジネスの前に、人間としての信頼を取り戻さなければ先へは進めないと気が付きました。そこで、「会うために通い続ける」ことを決めました。お客さまにはしつこい奴だと思われたはずです。けれど、とにかく諦めずに繰り返していると、お客さまから「懲りずによく来るね、熱意に負けたよ」と言っていただけました。それから徐々にですが話を聞いてもらえるようになっていきました。

Chapter/03

未開の技術へ、果敢に挑む。

ようやく話を聞いていただける関係をつくれたことで、少しずつ手応えを感じていました。お客さまと相談しながらビジネスを創りあげていく感覚。「これならいけるね」とお互いに方向性が見えはじめた頃、また壁が立ちはだかりました。やっとの思いで関係を構築してきた担当の方が、異動になってしまったのです。せっかく掴みかけたチャンスを、不意にしてしまうのか。うなだれる私に、一本の連絡が来ました。相手は、異動になったその担当の方。なんと「あの提案、異動先の部署で引き続き検討したい」とのお声がけだったのです。

「お客さまがくださった大きなチャンス、なんとか立ち上げたい」。その想いを胸に、話を進めていきました。すると、今度は技術面での問題が見えてきました。お客さまが要望している機能を実現できる商品は、マクニカから導入したことがなかったのです。エンジニアとも会議を重ね、「取り扱いをはじめて間もないあの製品ならばいけるかも」という結論にたどり着きました。しかし、日本に進出してきたばかりの最先端の技術。社内でも不安視する声があがりましたが、導入を決断。お客さまの要望にさらに近づけるために、他メーカーの商品も組み合わせたオリジナルシステムを提案しました。非常にチャレンジングでしたが、お客さまの環境できちんとテスト運用させていただく約束を取りつけると共に、商品への信頼を高めてもらうために、アメリカにある仕入先本社にもお客さまをご案内し、その場でデモンストレーションを見ていただきました。その瞬間、お客さまの目の色が変わり、言葉では言い表せない一体感が生まれたあの感覚は、今でも忘れられません。

Chapter/04

もがき苦しんだ先にあった、夢へ一歩。

日本に帰国後、嬉しい知らせはすぐにやってきました。それは、お客さまからの「提案を受け入れることに決めた。早急に導入準備に入ってほしい」という連絡でした。そしてこの件は、お客さま先で非常に高く評価していただき、結果的に他の部署、さらにはグループ会社にも導入が決定。今ではお客さまの「セキュリティ対策の要」として必要不可欠なシステムになっています。また、これから行われる国際競技大会に向け、さらにセキュリティを強化する要望をいただいているので、責任は重大です。しっかりと身を引き締めて取り組みたいと思っています。

この経験を通して、私たちの仕事は、単に「最先端の技術を売ることだけではない。お客さまの信頼を得て、お客さまの真のニーズを理解し、それを実現していくこと」だと、あらためて認識しました。お客さまのニーズに応えるために、時にはこれまでにない提案をしなくてはならない場合もあります。正直に言えば、挑戦に踏み切るのは怖い時もありますし、「任せてください」と言うのに覚悟が必要なこともあります。ですが、お客さまと未来の話をしながら、これからの会社の基盤について考えていく。システムが実装、運用されていく過程を共に体験し、それが会社になくてはならないモノになっていく。責任は重たい仕事ですが、その分得られる喜びもひとしおです。 大学時代、漠然と考えていた「新しいビジネスをつくりたい」という想い。最先端の技術を提案していくことでお客さまの未来を創っていくマクニカでの経験が、あの頃の夢を実現するための一歩になっていると感じています。

結婚してから、休みには妻と
国内旅行に行くようになりました。
最近、子どもが生まれたのですが、
この子が大きくなったら家族3人で
海外旅行にも行きたいです。

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