文化の継承

就職活動当時、大学4年生だった私がマクニカを訪れた際、真っ先に感じとったのは、社内に溢れていたオープンな雰囲気とポジティブな活気でした。営業のフロアはもとより、商品倉庫から技術開発センターまで余すところなく案内を受けるうち、社員全員がこの会社と自分の仕事に自信を持っていることが、ひしひしと伝わってきたのを覚えています。毎年、新人からトップまで一同に集まって、経営計画を共有していること。年に2回、社内の清掃や環境整備に、社長も社員も一緒になって取り組んでいること。そうした、私の入社以前から存在していたマクニカのカルチャーは、当時数十人だった社員数が二千名を超える現在でも、脈々と受け継がれています。どんなに時が流れ、どんなに組織が大きくなろうと、マクニカには、当時のスローガン「社員一人ひとりが経営者」という自覚が、ベンチャースピリットとともに深く根づいているのです。


戦略家集団として

100%独立系の企業であるため、独自な判断、主体的な活動が可能であることも、マクニカの社風を形成する一つの要因です。社内には派閥、社内政治が存在しません。社長も社員も「さん」付けで呼び合う、風通しの良い環境があります。さらに、上司や社内など周りの顔色をうかがうのではなく、お客さまにベストサービスを提供するための戦略家集団を常に目指す。好きか嫌いかではなく、良いか悪いかを判断の基準とする。こうした精神が、マクニカ独自の文化を生み出しているのです。マクニカがよく「日本企業と海外企業の文化を融合したような会社」だと言われるのは、Yes/Noをきちんと言う海外の文化と、チームワーク、一体感を大切にする日本の文化が、マクニカには融合しているからだと考えます。


成長の機会と環境を

マクニカには、若い社員を成長させることは会社の使命であるという確たる信念があります。私の場合も、入社後いきなり外国商品を任されました。自分で考え、計画を作り、実行し、失敗と成功を繰り返しながら、それを積み重ねることで成長できたのだと思います。商社だからこそ、数多くの優秀な人材と接する機会に恵まれたことも成長を促す大きな要因でした。特にアメリカの先端技術を扱う企業の経営者は、一様に成功へのシナリオと絶対の自信を持っています。彼らの優れた能力とパワーは私の進取の欲求に大きな刺激を与えてくれました。私が今日まで成長することができたように、マクニカは若い皆さんにも、成長のチャンスとフィールドを提供していきます。


さらに、世界へ

マクニカはグローバル市場において圧倒的No.1技術商社を目指し、グローバル展開を進めています。1988年に香港支店を設立して以来、シンガポール、アメリカ、台湾、上海、北京、韓国、タイ、マレーシアなどに拠点を開設し、独自に海外展開を進めてきました。一方で、現地企業への浸透を図るためにM&Aによる海外展開も加速しています。もっとも成長が期待されるアジア市場については、2008年秋に中国に12拠点を持つ香港のCytech社をM&A、2009年夏にシンガポールにCytech社の子会社としてCytech Global社を設立しインドやASEAN諸国にも拠点を拡げました。加えて、2010年春に台湾のGalaxy Far East社をTOBにより完全子会社化し、アジア戦略を着々と進めています。欧州エリアについては、2007年1月のローカル企業との販売提携を足掛かりに2008年夏、ドイツにMacnica GmbHを設立、更にドイツのローカル企業を2社M&Aし、欧州市場に本格的に進出しました。2015年10月にはイギリスにMacnica UKを設立、2016年7月にはフランスのローカル企業に資本参加するなど、事業基盤の強化を図っています。また、北米エリアは、2011年9月にアメリカのローカル企業を子会社化、Macnica Americasとしてスタートし、北米市場に本格参入を果たしました。2012年9月には更に、ブラジルのDHW社(現Macnica DHW)をグループ傘下にし、南米市場にもフットプリントを拡げています。これからも、グローバル市場でのビジネスをさらに加速させるため、拠点の拡充をはかるとともに、技術力がありマクニカとシナジー効果を発揮できる企業のM&Aをはじめとしたグローバル戦略を進めていきます。私達は今後、このグローバルな競争において、更に厳しい環境に身を置くことになります。「やりがい」が大きい分、そこではレベルの高い能力が要求されるでしょう。だからこそマクニカは、若くて潜在能力の高い人材を採用することに対し非常にこだわっています。権限委譲に伴う責任を受けとめ、大きな仕事を成し遂げることのできる、タフなマインド、ポジティブな姿勢、グローバルに対応できる柔軟性を備えた人材こそが、マクニカの望む社員像です。皆さんの挑戦を、心よりお待ちしています。